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松前藩に追われ、アイヌの村でまじないをかけられた武士が現在の札幌にタイムスリップしてくるが…。
原田 康子
1928年東京生まれ。2歳の時釧路に移り住む。釧路市立高等女学校卒業。東北海道新聞社の記者となる。’56年同人誌「北海文学」に発表後、東都書房から出版された長篇小説『挽歌』(女流文学者賞受賞)はベストセラーとなり、さらに映画化されブームとなった。主な著書に『蝋涙』(’99年女流文学賞受賞)『聖母の鏡』などがある。『海霧』で第37回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
仲秋の満月の夜、愛犬セタを連れて散歩に出た若い高校教師まりは、豊平川の河原で奇妙な男と出逢う。まるで時代劇から抜け出してきたような格好の男は、津軽藩士・お手廻り組、杉坂小弥太重則と名乗った。アイヌの老婆フチの魔術によって時を越えて北国の街に現われた三百年前の侍と、現代的な女教師との不思議な恋愛を描く、ちょっぴり切ない長編ロマンティック・ファンタジー。
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