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1999年、冬。デビューシングル「あなたのキスを数えましょう~You were mine~ 」で一躍名を馳せた小柳ゆき。そのシングルと同時発売となった本書にはデビュー前の素顔の小柳ゆき像がある。
「女の子~School Days~」「この日が来るまで~reminiscence~」「誰よりそばに ~close to You~」「たましいが痛い ~Soul aches~」と4つのセクションに分かれており、メイク、バイト、お姉ちゃん、ピアノ、恋愛、血液型、家、歌、といった身近な事柄に触れている。それぞれのトピックが短くまとめられているので、好きなところだけ読むこともできるし、最初から最後まで続けて読み通すこともできる。ある女子高校生のたわいのない雑文といってしまえばそれまでだ。だが、その雑文の中にも彼女の「芯」のようなものがある。
その歌唱力は誰もが認めるものの、なんとなくデビューしただけのように思われがちな彼女も、実は確固たる夢をもっていて、それに向かって精いっぱい努力をしてその座を勝ち取ったのだということ。そして、誰もが彼女のように自分自身の方向づけをしっかりして、夢のためにまい進し続ければ、彼女のように勝者になれるのではないだろうか。本書を読み終えるとそんな気持ちにさえなってくる。彼女のまっすぐなまなざしが見えてくるようだ。(つちだみき)
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