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アメリカのメジャー、ワーナー・ブラザーズ製作による日本映画。江戸時代、妖怪討伐士の父の跡を継いだ少女剣士さくやは、幕府の命を受けて怪異現象の原因を探るために富士山へと向かう。そこには日本を妖怪の国にしようとする土蜘蛛の女王が待ち受けていた。
特殊メイク・造形の第一人者原口智生の第1回監督作品であり、特技監督を『ガメラ』シリーズを手がけた橋本真嗣が担当している。クライマックスのさくやと土蜘蛛の対決シーンでは、映画初出演の安藤 希が殺陣を熱演しているが、ど派手な特殊メイクとオーバー気味の演技を楽しんでいる松坂慶子はさすがに貫禄十分で、最大の見どころになっている。ほかにも、河童や唐傘お化け、一つ目小僧など、日本のお化けがたくさん登場し、60年代の妖怪映画へのオマージュとなっている。(堤 昌司)
2002年公開のモーニング娘。の劇場用映画第3作『仔犬ダンの物語』。捨てられていた盲目の仔犬を拾った小学生たちが、周囲の人々の助けを借りて問題を解決していく姿を描いた作品の裏側に密着取材し、秘蔵映像を収めた作品。
映画の中心になるハロー・プロジェクト・キッズの小学生の女の子たちそれぞれを丁寧に紹介するのはもちろんのこと、完成した映画ではキッズが前面に押し出されているためにどちらかといえばそのサポートに回っているモーニング娘。メンバーにも一人一人カメラが迫り、各人の作品に対する思い入れや、映画の元になった実話への素直な感想が語られていくため、ファンは完成した映画よりももしかしたらこのメイキングの方が嬉しいかもしれない。(田中 元)
2065年、人類は30数年前に始まる謎の怪物ファントムの襲来により、滅亡の瀬戸際にあった。科学者のアキは、ファントムの正体が生体反応エネルギーの波動そのものであることを知り、それを無力化する融和波動をもつ8つの生物を探していたが…。
超人気ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのエッセンスをもとに、坂口博信監督をはじめとするゲーム・スタッフがハリウッドと手を組んで作り上げたフル3D-CGのSFスペクタクル超大作。皮膚の毛穴まで描きこむといった、実写と見まがうばかりのリアルな映像の連続に圧倒されるが、それ以上に生命の神秘や超自然的なるものへの畏怖などを巧みに織り込んだメッセージ性が際立ち、強烈な印象を与える。
二進法の技術を徹底的に用いて、論理でわりきれない世界を描出することに腐心。そのため息苦しくもあるが、観終わって心地よい疲労感を残してくれる壮大な野心作である。(的田也寸志)
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